あらゆる場所をオフィスに変える anyplaceとは?
未だに収束の出口の見えないコロナウィルスの影響で、在宅ワークを始めとしたオフィス以外の場所で働く働き方や、時差出勤・時短勤務のように働く時間を柔軟に設定するなどの「多様な働き方」が今、急速に注目を集めています。
コロナウイルス感染拡大の収束には年単位の時間がかかると言われています。しばしば「コロナ以前の世界に戻ることはできない」と言われるように、仮に緊急事態宣言が解除されたとしても、ワクチンが未だ開発途上である以上、第2・第3といった感染爆発の可能性が完全になくなるというわけではありません。このことは「3つの密」を避けるために有効と言われている「時差出勤」やオフィス以外の場所での労働など、時間や場所に縛られることのない働き方を社会全体で認めて推進していくことが、コロナウイルス後の世界にとって、とても重要な課題であるということを意味しています。
今や生活必需品の一部になった感のあるWeb会議ツール「Zoom」を利用することで、その場にいなくても、必要な時に必要な相手に直接話しかけることができますし、ドキュメントをクラウドで共有することができるGoogleの各種サービスを利用すれば、わざわざオフィスに出勤してバインダーに閉じられた紙の書類にアクセスする必要もありません。
「Chatwork」などのチャットツールを活用することができれば、より効率的な情報の伝達や共有が可能です。IT技術の目覚ましい進歩によって、私たちはたとえオフィスに出勤しなくても、会社の情報を共有し、コミュニケーションを円滑に取ることができるようになりました。
しかしながら「出退勤管理」だけは実際に「誰が」「どこで」働いているのか?というのがブラックボックス化しやすい傾向があります。
ひとりひとりの従業員がその日「どの場所で」「どれくらいの時間」働いたのかを管理するのはとても困難です。サテライトオフィスやコワーキングスペースなどにタイムカードや打刻機を設置することで、実際にその職員がその場に出向いて作業をしたことを証明する方法は、現実的ではないでしょう。また、仮にそれができたとしても、実際にその情報を集約し、管理することには膨大なコストと時間がかかります。このように、オフィス以外の場所での就業を従業員に認めることは、一方で多大な労力を必要とするのです。
テクノロジーの進化が「特定のオフィスに縛られない働き方」を可能にしてくれているにも関わらず、「誰が」「どこで」働いているのかを管理することの難しさが、多様な働き方へのハードルを高くしていた事実は否めません。
その問題を一気に解決するためのツールが、こちらの「anyplace」です。
写真がanyplaceのBeacon端末です。
anyplaceは、スマートフォンを使用して「場所」と「時間」の情報を記録する打刻ロケーションシステムです。写真の端末が設置されている場所で、スマートフォンにインストールされた「anyplace」アプリの入室・退室ボタンをタップすることにより「誰が」「どこで」働いているかの情報が記録され、管理が可能になります。
Beacon端末は安価であるため、複数箇所に設置可能です。さらにanyplaceが設置されている全国のコワーキングスペースやシェアオフィスを「勤務許可地点」として会社が選択し、設定することができます。
(anyplace設置地点の詳細はこちら)
現在のanyplace設置地点は全国47箇所(2020年6月9日現在)。コワーキングスペースやシェアオフィスの他、飲食店などにも設置されこれにより、会社で選んだ場所を「サードプレイスオフィス」つまり自宅(ファーストプレイス)でもなく、会社(セカンドプレイス)でもない第三の働くための場所として、オフィスに縛られない働き方を従業員に認めることができるのです。
従業員にとっては、自宅近くのコワーキングスペースやシェアオフィスなど、会社が選択したサードプレイスをオフィスとして自由に利用できるメリットがあります。anyplaceを利用した出退勤はスマートフォンにインストールしたアプリを使用。シンプルなUIによる高い操作性を実現しています。
会社は従業員がどこで打刻しても、anyplace管理画面で出退勤情報を一元管理ができるため、リモートワーク導入にあたって大きな障壁となる「誰が」「どこで」働いているのか?を効率的に管理することができます。
(anyplace HPへのリンクはこちら)
新宿からバスで1時間45分、富士山麓の山梨県富士吉田市のコワーキングスペース「anyplace.work富士吉田」に設置されているanyplaceのBeacon端末は、富士吉田市役所の職員の方が施設を利用する際にも使用できるようになっていて、市役所はどの職員がどのくらいanyplace.work 富士吉田を利用したのかを一覧でリアルタイムに確認することができます。
anyplaceでは、管理者アカウントを使用して、anyplace設置場所への従業員の入退室管理はもちろん、入退室集計や履歴の確認、勤務許可地点の設定などを一元的に行うことが可能です。
anyplaceは甲州市役所が運営するコワーキングスペース「シェアオフィス甲州」にも設置されており、一般企業においても、勤務許可地点としてサードプレイスに登録することが可能です。自治体が運営しているコワーキングスペースへの導入によって、anyplaceの設置と使用も徐々に拡がりつつあります。
新しい時代の多様な働き方を可能にする社会の実現に向けて、anyplaceが貢献できることが今後ますます拡がっていけばと思っています。
anyplace:https://anyplace.jp/
お問い合わせはこちら→https://anyplace.jp/contact/
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